遂に2年契約の自動更新がなくなる!って一瞬歓喜。その中身をみて意気消沈です。
ソフトバンク株式会社が、契約から3年目以降はいつ解約しても違約金がかからない新料金プランを発表しました。そして後を追うように、auも同様のプランを発表するのではとのニュースをケータイWatchが報じていますね。
報道の限りでは、ソフトバンクとauの2社の料金プランはまったく同じような内容。また、auに関しては詳細は近日中に案内されるとされていて、報道以外のプランも発表される可能性もあるとしている。
気になる違約金ナシの新料金プランとは?
そのプランの内容は、次のとおり。
- 契約から3年目以降は、いつ解約しても違約金はかからない
- 新料金プランは、現行プランよりも月300円割高
つまり、毎月今より300円多く払ってくれたら、3年目以降はいつ解約してもいいよ。ってこと。
画像:ソフトバンクプレスリリースより
このプランは2016年6月1日から提供開始。
『自動更新がなくなった』と聞くと、すごくお得なプランのように聞こえるが、その運用方法次第では逆に多くの料金を支払うことになりそう。
長く使えば使うほど損するプラン!?
今よりも月々300円高いこのプラン。
2年間で現行プランとの差額は、300円×24ヶ月=7200円。
このプランを32ヶ月継続したとすると、その差額は300円×32ヶ月=9600円になる。
これに対して、解約金は9500円。
つまり、32ヶ月目に突入してから解約すると現行プランで解約金を支払って解約した方が安く済んでしまうというカラクリ。
そして、ソフトバンクは更新月を2ヶ月にすることも同時に発表。なので、25ヶ月目と26ヶ月目の解約は解約金はかからない。
ということは、このプランの恩恵を受けることができるのは、契約27~31ヶ月目に解約を検討しているユーザーのみということ。
それ以外の期間に解約をしたユーザーは、結果的に現行プランよりも多くの料金を支払うことになるんですよね。
毎月の負担増と更新月が実質的に3ヶ月プラスになるのと、どっちをとるのか?
そう考えると、なんだかスゴく微妙なプラン。
『自動更新廃止!』と聞くと、スゴく聞こえはいいけれど、実はなんとも微妙なプランなので、契約する方はその辺をしっかりと見極めないと、数年後に余分な料金をたくさん払ってた・・・。なんてことになりかねないので、ご注意を!
Source:ソフトバンク株式会社,ケータイWatch