OCNが固定回線での通信制限を発表したと各目ディアが報じてますね。
今回のこの通信制限は、スマホなどのように一定の通信量に達すると一定期間内は通信速度が制限されるというものとは異なり、あくまでも利用している回線を収束する装置に混雑が生じたときのみとしている。
そして、その対象となるユーザーについてもOCNは以下のように説明している。
本取り組みは、輻輳発生した場合にのみ行うものであり、この制御対象となり得るのは、その時点において他のお客さまと比べて極めて利用量が多いために帯域を占有している回線であり、一般的な動画視聴やゲーム等での利用や大容量データの送受信を制限するものでもありません。
この制限の開始は2016年6月1日とのことです。
そうはいっても今後に不安はつきまとう
この「極めて利用料が多い」という表現。
これについては、非常にあやふやな表現という印象。携帯各社ではすでに常識となっている通信制限。これも最初は、一般的な利用をしているユーザーについては、対象となることはないと言われていましたからね。
それが、制度施行から数年後の今。この通信制限は通常利用の状態でもすぐに制限対象となるレベルになっていますし。
動画の高画質化やアプリ容量の膨大化などがその要因でしょうが、数年前では考えられなかったような容量のデータ通信を一般ユーザーが普通に行う時代になっているんです。
この「一般的な」という表現が、どの程度のレベルを挿しているのか?という部分については、かなり疑心暗鬼になっちゃいますよね。
価格競争が足かせに?
OCNはトラフィックの増加に応じて、通信制限の増強に力をいれるとしているが、これについてもどこまで成されるのか?という部分には不安があります。
というのも昨年から始まった光の卸販売。これのスタートにより、固定回線の低価格化というのには拍車がかかっているように思うんです。
ユーザーとしては、低料金で利用できるようになるのは大歓迎。けれど、それはあくまでも満足できるサービス内容ならという条件がついてきます。
携帯回線だけでは、通信量が全然足りないのは前述のとおりで、そのために固定回線が必要というユーザーは、現状かなりの数になるでしょう。
そんなユーザーが固定回線でも、一時的にせよ通信制限をかけられるということになったら、ちょっと困っちゃいます。
低価格なのは嬉しいけれど、それを提供する企業には果たしてその料金設定でユーザーを本当に満足させることができるのか?という部分をもう一度見なおしたうえでサービスを提供して欲しい。
料金下げれば、インパクトで顧客を回収しようっていうのがあまりにも見えすぎてる気がします。
ユーザーとしては、なによりもこの動きが他社まで波及するということが一番嫌ですよね。あまりにも安直すぎるようなサービスはユーザーを引っかき回すだけなので、本当に辞めてもらいたいって思います。
Source:OCN,Internet Com
ウチはNURO光使ってます。速度は文句なしですよ