煙草やアルコールを購入するときに、必ず確認される年齢確認。
でもコレって本当に意味あるの!?
ぼくがよく利用するスーパーでは、レジの前にラミネートされたPOPが掲示されている。そこには【20歳未満】と【20歳以上】の2つの文字が印刷されていて、そのどちらかを客に指さしさせるというもの。

未成年に煙草やアルコールを販売させない為の試みだ。 ただ、この運用に問題があるように思われて仕方がない。
レジのスタッフは対象商品がカゴの中にあると、必ず「指さしをお願いします」といって指さしをさせる。それに従い自分の年齢を指し示す。が、当のレジスタッフはほとんどと言っていいほど、その指さしを一切見ていない。
視線はもっぱらカゴの中にある商品のバーコード探しに夢中。このスーパー以外にもぼくが通うほとんどのスーパーがこんな有様だ。
見ていないなら指さしの意味はない
煙草やアルコールなど成人にしか販売してはならないものを未成年に販売しない為のもののはず。
しかも人に指さしをさせておいて、その指先に視線を送ることすらしないというのなら、これは全くの無意味。まだ、居酒屋のアルバイトが「運転の方はいらっしゃいますか?」という形式上の確認の方が多少は効果があるだろう。
所詮、自分には関係ないと思っている
どうしてこんなことが起こるのか?
きっと、ぼくが遭遇したレジのパートのおばちゃんは「自分には関係ない」という思いが心の中にあったのだろう。おばちゃんの中の一番大切なことは【客をたくさん捌くこと】と思っていたのだと思う。だから、上から言えと言われている「指さしお願いします」という『セリフ』を機械のように再生し、あとはレジにバーコードをいかに速く通すかという部分に意識が集中してしまっているのだ。
この実態を店舗の責任者や運営会社は知っているのだろうか?
もし知っているのなら、こんなムダな指さし確認をさせる行為は即刻やめさて、得意のセリフを『成人の方ですか?』に変えさせればいい。
指さしをしろと言われて素直にしたら、それを一切見ていなかったなんて客を馬鹿にしているでしょ?