「吉田沙保里、涙の銀 4連覇ならず」
ぼくの目に朝一番に飛び込んできたのが、このニュース。 どのメディアでも、この敗戦を残念がる報道ばかり。もちろんぼくも同じ気持ち。
そんななか、Twitterを眺めていたぼくの目に飛び込んできたこのワード。
吉田選手は負けたんじゃない16年かかって倒せたレイドボスです
— 闇猫弐式@紅楼夢4号 う-30b (@yamineko2) 2016年8月19日
もうね、鳥肌ものですよ。この感性に。 天才かって。
16年間トップに君臨し続けるということの偉大さ
じつはこのツイートを見るまでは、吉田選手が銀メダルだったっていうニュースを聞いても、「残念だな」くらいの感情だったんですよね。
でもツイートが、彼女のすごさを改めて気づかせてくれたんですよね。
3回連続で五輪の金メダルを獲得していて、さらに今回のリオでも決勝まで勝ち続けてきているわけですから。
その間、ずっとトップに君臨し続けていて、当然周囲はみんながみんな「打倒吉田」なわけじゃないですか。言葉のとおり「束になってかかってくる」という状態でしょ。
周囲がみんな自分を倒すことを目指して、挑んでくるのが16年間ずっと。そんな生活、想像しただけで吐きそう。そこには、純粋なスポーツとしての「打倒」以外のいろんな感情も、雑音もあるでしょうから。
そんなよく分からないものたちを、乗り越えてきた16年。もう想像することすらできない。もうレジェンドですよ。
しかもCMやバラエティにも出ている時期もあったと思うし。本業以外のことをやりながら、本業ではずっとトップの地位に君臨しているなんて。
ということは・・・
吉田沙保里=レジェンド
レスリングのルールすら全然分からない素人に、そんなことを一瞬のうちに、いろいろと考えさせてくれたこの言葉が、めちゃくちゃ刺さりました。
このツイートした人って、いったい何者?この感性、尊敬します。