クリック感がわからない!などと文句をブツブツいいながらも、なんとか装着が完了したスピードプレイ。なんだか名前だけは速そうな感じです。
そんなスピードプレイですが、装着後100Km程度走ってきました。
うん、確実に違うね。このペダルは、今まで使っていたSPD-SLとは確実に違う感じ。
足とペダルの一体感が今までと段違い
まず乗り始めてすぐに感じるのが、ペダルの回しやすさ。いつもよりもカンタンにペダルが回る。しかも高回転で。ケイデンスを上げるのが、いままでよりも格段にラクになった気がします。
なんていうか、クランクから足までがひとつのパーツになったみたいな感じ。一体感が違います。これが俗に言うダイレクト感というやつなんでしょうか?よくわかりませんが・・・。
今までのSDP-SLだと、ペダル→クリート→シューズという感じで、シューズとペダルの間に、確実になにやら厚いものが一枚入っている感覚。
それがスピードプレイの場合は、ペダル→シューズという感じ。ペダルから直接シューズの裏面という感じなんです。
だから、よりダイレクトにペダルの踏面と接地している感覚があります。どこに荷重がかかっているのかというのが、足裏で分かり易いです。
だからかどうかは不明だけれど、今までよりも重いギア比でも無理なく回せるように。
足への負担もかなり軽減されてる
そしてこのスピードプレイ、足への負担もかなり軽減されているような感じがします。特に膝。
最近走っていると、左膝に違和感を感じることが結構あったんですけれど、これが一切なかったのも嬉しい。
SDP-SLの場合、クリートの先端、つま先側が固定されているのでそこの部分の窮屈さというのがあったんですが、それが一切ない。スピードプレイの場合は、踏面で固定されていますからね。だからかどうかわからないけれど、間違いなく足の自由度というのは高い。
最初は、足がグラグラして不安定な感じだったんですけれど、慣れるとぐらつくこともなく、適度にフリーな感じで安心してペダリングができるような感覚。きっとその辺の効果もあったんでしょう、いつもより重いギアを踏んでいるにも関わらず、疲労感というのはいつもよりも少なく感じました。
そして、クリートが3つの部品に分かれているので、Qファクターの調整とか前後位置の調整とかが分離してできるので、調整しやすいというのも魅力のひとつ。
とはいってもデメリットも・・・
デメリットその1
ペダリングがしやすくなって、力の伝達もスムーズになって、足への負担も少なくて。これだけを見ると、いいこと尽くしのスピードプレイですが、残念ですがちゃんとデメリットも存在してます。
スピードプレイのデメリット、それはなんといってもクリートのコスパでしょう。クリートセットで6000円くらいしますからね・・・。これはさすがに高い。大事に使わないと、懐具合が大変なことになりそうです。
金属製のこのクリートですが、アスファルトの上を歩くとメチャクチャ削れます。SPD-SLの樹脂(?)の感覚で歩っていたら、おそらくかなり早い段階でダメになりそう。
シューズを履いて、5歩程度歩っただけでもこれだけのキズが付くくらいですから・・・。
ちなみにカバーなし(途中で落としたっぽい・・・)で、たった15Km程度走っただけでこんな感じ。
しかもこのクリート、金属部分だけでの販売がされていないようなので、ひとつの部品がだめになったらセットで購入しなくてはならないのも、ツラい・・・。
クリートカバーは絶対に必要なレベルです。
デメリットその2
そしてもうひとつのデメリット。これは購入直後のみなんですけれど、クリートが固くてハマらないこと。
最初につけたときには、全体重をかけてもハマらないくらいとてつもなく固いです。公道に出る前に、クリートの付け外しをしての慣らしは絶対に必要なレベル。これをしないと、クリートがハマらないままコースを終えて帰宅なんてことになるんじゃないだろうか!?ってレベルです。
ぼくは家を出る前に、クリートの付け外しを50~100回くらいやってから出ました。これだけで結構な汗だく状態になったです・・・。
スピードプレイは買いなのか?
ここまでダラダラとメリット、デメリットを書いてきたんですが、結局どうなの?ってところですが、ひと言でいえば『買い』でしょう。
デメリットで挙げた、クリートの摩耗に関しては専用カバーがあれば問題ない。そして、クリートが固くてハマらないのも最初のうちだけ。慣らしが終われば、結果SPD-SLよりも格段にキャッチがラクチンです。スタート時にモタモタしなくて済むようになりますからね。
あと残るのは、メリットばかり。ペダリングはしやすいし、どこに重心がかかっているのか分かり易いしで、スピードプレイはいいペダルだと思います。
買って損はないアイテムです
スピードプレイ ゼロ ステンレスシャフトペダル ブラック | ||||
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クロモリモデルだと少し安い
SPEED PLAY スピードプレイ ゼロ クロモリブラック | ||||
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クリートは結構高い
スピードプレイ ゼロ クリートセット | ||||
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つけたまま走れるクリートカバー・・・必須です
keep on kovers Z.3 スピードプレイ専用 耐久性UP 穴開きクリートカバー ZERO/LIGHT ACTION対応 | ||||
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