N's Life

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ロードバイクを楽しみながら、のんびりライフとたまにガジェット

薄れゆく日本の伝統は住環境の影響が大きいのかも

乳歯が抜けたときに上の歯は軒下に、下の歯は屋根の上に。

 

ぼくが子供の頃に母から教えられたこの風習。 当然のように行っていたこの風習が今薄れつつあるという話を先日ラジオで聞いた。

 

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これは正確には薄れつつあるというよりも、今の日本の住環境では物理的にムリなのかも。

 

 

マンションでの生活がスタンダード?

ぼくの住んでいるつくば市は、人口約21万人。 ここ数年で人口が増えているとはいえ、茨城県南に位置する田舎。

 

そんなつくばでも住宅事情は、マンションなどの集合住宅というケースが多い。実際、ぼくのまわりの人間は8割方マンション住まいだ。

 

マンションの方が楽だという考えはよくわかる。家の周りの草刈りや近所づきあいなどの面倒なこともなく、管理費さえ払えば一定の管理をしてもらえる。

 

けれど、その「ラク」を手に入れるために大きな代償を払っているようにも思える。それが冒頭の乳歯を屋根の上や軒下へ投げるという日本の風習だ。

 

そもそも投げる場所がない

昔の日本なら子供が抜けた乳歯を屋根や軒下に投げたりということはなんの苦もなく当たり前にできていた。その「当たり前」のことが、今の住環境では許されない。

 

自分の住む階から上に投げれば、上層階の住民のベランダに入ってしまうし、そもそも軒下が存在しない。当然、そんな風習を行うことも不可能になり、その行為自体が失われてしまうということになる。

 

こういった環境の変化により、今まで当たり前のように行ってきたことができなくなってしまい、そのうちに昔のひとはねぇ・・・なんて風にただの言い伝えになってしまう。

 

無理矢理にでもこの行為をマンションでやろうとすれば、当然クレームが発生し、あそこの住人は常識がないという風に言われてしまうのは容易に想像できることだ。

 

 

この話は氷山の一角

今回たまたまラジオでこんな話を聞いたが、これはきっと氷山の一角なのだろう。

 

時代が変われば世の中の常識も変化するのは当然のこと。 それによって、今までぼくたちの祖先が行ってきた伝統ある風習が、ぼくたちの気づかないうちに少しずつ減っているのではと思う。

 

時代の変化と伝統や風習。 このふたつをバランス良く融合した世界になれたらいいのにってつくづく思います。都合のいいことを言っているとは思うけれど、そこのバランス感覚を失わず生きていければ、この世はもう少し過ごしやすい世界になるのかなって思うんです。