N's Life

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生きるということを考えさせられる一冊『PL学園最強世代 あるキャッチャーの人生を追って』

東海大相模が45年ぶりの優勝を飾った今年の夏の甲子園。 それほど難しい甲子園優勝を春夏連覇したPL学園にある選手がいた。

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その時のメンバーのひとり、扇の要となるキャッチャー伊藤敬司。 全高校球児の頂点に春夏連続で君臨した選手のその後の話。

 

彼は今ALSという難病と闘って、そして生きている。 この本はそんな彼の生き方とALSという病気をきれい事抜きでぼくたちに伝えてくれる一冊だ。


彼は高校卒業後は大学、社会人野球を続けたがそれは怪我との戦い。

 

引退後に病魔に、襲われてしまう。 その病名はALS。

 

ALSの進行は非常に早く、人によって違いがあるものの発症後の余命は3~5年。 現在その治療法はないということだ。

 

 

生きるということの難しさ

去年アイスバケツチャレンジで世界中で話題になった、難病指定されている病ALS。

 

その病に襲われてから現在までの自身のこと、彼を介護する介護士のこと、そして家族のことがこの本に記されている。

 

この本はただのきれい事だけでは済まされない、難病にかかってしまった人そしてその周囲の人の本音の部分まで包み隠さず書いてあるように感じた。

 

意識はしっかりしているのに体がいうことをきかない。

 

ALSという病気をこの本を読んで、初めて知った。今までもテレビ等で見たことはあったが、テレビで見ていたそれよりももっと壮絶な生活をがこの本の中にはあった。

 

今も彼はこの世に存在して生きている

 

そしてその家族や介護士たちも同じようにそこに存在し生きている。

 

この書籍はまさに今この世界で起こっている事なんだっていうことを実感させてくれると共に、僕にALSっていう病気はこんな病気なんだってことを教えてくれた。

 

そして今のぼくが毎日何不自由なく生きていることが、どんなに幸せなことかを。

 

今僕に何ができるかは、まだわからない。

 

けれど、たくさんの人にこの本を読んでもらいたいと強く思った。

 

アイスバケットチャレンジに興味本位で参加するならば、この本を読んだ方が何倍も強く感じることがあるだろうし、何倍もALSという病気のことを知ることができる。そんな風に強く思った。

 

たくさんの人にこの本を読んでもらいたい。 そうすればきっと誰しもが何かを感じるはず。 ぼくのように毎日普通に生きているということが幸せと感じる人。 ALSについての知識を増やそうとする人。 感じ方はひとそれぞれだろう。 けれど、こういう病気と闘っている人がどんな風に毎日を送っているかを知らなければ何も始まらない。

 

この本を読んで、それぞれが何かを感じ考えること。 そんなことからまた別の何かが始まる。 そんな風に強く思います。

 

この本に出会えてよかったです。

 

PL学園最強世代 あるキャッチャーの人生を追って
矢崎 良一,伊藤 敬司 講談社 2015-05-08 売り上げランキング : 173569
by ヨメレバ